褒められ方で伸び方が変わる? 『語彙力の王様』と褒められた、国語ギライな長男の変化

塾に通わせてはみたけれど……

うちのマイペース長男は、進研ゼミのような家庭学習だと『毎日きちんと』が全くできなかったため、小4から近所の塾に通わせていました。
もちろん受験対策用ではなく、教科は国語と算数だけで、日々の補習がメインのもの。
そこでは毎月テストがあって、自分の点数が全国どれ位かわかるようになっているのですが、特別良くも悪くもなく、長男の点数はだいたいいつも平均点前後。
もう1年近く通っていますが、「成績が大きく伸びました!」とはとても言えず。
親としてはせっかく通わせているんだし、もう少し上を目指してがんばってほしいところですが……。
それでもまぁ、本人が楽しそうに通っていることと、塾の宿題があるため(忘れると結構厳しく言われるらしい)、少しずつ家庭学習の習慣がついて来たということもあり、それで御の字かなぁといったところでした。

 

塾から大喜びで帰宅した長男。「語彙力の王様」になった?!

いつも塾から帰宅した後は「お腹すいた~」となる長男ですが。
先週は、帰ってくるなり満面の笑み。
大喜びというか……ドヤ顔???
「なんかいいことあったの?」
と聞くと、国語のテストでクラスで一番の点数を取れたとうれしそう。
「へー、よかったね。どんな内容のテストなの??」
と聞くと、ことわざ・慣用句といった、語彙力に関するテストとのこと。
そこで塾の先生に『語彙力の王様』と褒められたのだとか!
語彙力?
本嫌いの長男が??
と思ったのですが、ふと以前に買った本を思い出しました。
本屋さんで長男に猛烈にねだられた、コレ。

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 中を見てみると、マンガ部分も可愛くて面白かったので、長男が本を欲しがる珍しさもあり、買ってあげることに。
すると、もう夢中で読む。
一時は毎日かなり読んでいたようで、私が帰宅するといつもソファに本が出しっぱなし!!


1:学校から帰宅後、長男が本を棚から取り出し、読む
2:読んだ後、ソファに置きっぱなし
3:私が帰宅し、見つけて怒る
4:長男大慌てで棚にしまう


翌日はまた1から繰り返し……というのを何度繰り返したか、分からないほど(怒)
でも、中身は本当によくできていて、

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こんな風に、分かりやすく漫画にしてあります。

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ニュースに出てくるような、小学生には少し難しい用語もあり、大人にも読みごたえあり!
出てきた単語と、時事ニュースを合わせて話せれば、さらに理解も深まりそうですよね。

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時には、2話連続になっているなどの工夫もあり、本当に楽しめました。
余りにはまっているので、第2弾も購入!

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こちらは、カタカナ語も豊富に載っており、私の勉強にもなりました(笑)
なんとなく、意味は知っていても、明確に説明できるか、といわれると自信のない言葉、ありませんか??

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ソリューションとか……良く耳にしますが、恥ずかしながら「方法?」「やり方??」程度の、ふわふわしたイメージしかつかめてませんでした。

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マイノリティとマジョリティ、対義語が一度にわかりやすいというのはすごくよかったです。
サイレントマジョリティとか、組み合わせて出てくる言葉のイメージも付きやすくなりますよね!

 

苦手を得意に!褒めることの難しさ・・・親も学ぶべき??

残念ながら長男の場合、まだ言葉を「知っている」だけで、うまく使うことはできていません。
テストでは答えられますが、自分の言葉として、話すときや作文に上手に使うということは難しいみたい。
インプットとアウトプットの違いを感じています。
やはり本を読んだり、人の話しを聞いたりしながら、生きた使い方を学ぶのはなかなか大変ですね!
ですが、塾の先生に「語彙力の王様」とほめていただいたことは、彼にとってとても大きな自信となったよう。
本嫌い、漢字が苦手ということもあり、長男は『国語=嫌い・苦手・つまらない』と思っていたようですが、『国語も面白いかも?』と思ったらしい。
今回、語彙に関するテストの点が良かったとしても、私だったら
「がんばったんだね~」とか「すごいじゃん」
程度で流してしまったかもしれません。
塾の先生が『語彙力の王様』と、少し仰々しく褒めてくださったことが、長男にとっては大きな経験となりました(他の友達の前で褒められた、というのも大きかったのかも)。
子どもの可能性は未知数で、まだまだどう伸びるか転ぶかはわかりません。
褒める側の褒め方ひとつで、子どもに対する影響が大きく変わるとは……親の褒め方にも、語彙力がいるかも??
子どもにだけ「勉強しなさい」と言ってしまいがちですが、親の方も日々学ばなければいけないなぁと思いました。

 

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 この記事を書いた人

◎profile

チャリダー主婦

 

小学5年生の息子と3年生の娘を持ち、化粧品の開発に携わっている兼業主婦。

2人の小学生の相手は仕事より大変・・・ですが、最近は2人ともだんだんお手伝いをしてくれるようになり、少〜し楽になって来た今日この頃です。