ADHD(注意欠陥・多動性障害)って何?どんな状態?? ~5歳長男の『マルチタスクが苦手』『空気が読めない』への対応~

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我が家の長男は昔から、少し普通と違う男の子。
腰が据わったのは12か月。歩いたのは1歳半。

話し始めも1歳9か月で、指さしは2歳4か月ごろでした。


最初の病院で言われたのは「脳性まひの疑い」。


でもMRIの検査の結果、しばらくは低緊張と発達遅延、という診断で様子を見ることになりました。

 

4歳になっても何をいっているかよくわからない、勝手にどこか行ってしまう、怒っても怒ってもまったく響かない。3歳児検診では目が合わない、と指摘され、名前を呼んでもなかなか振り向かない・・・。


これってもしかして自閉症

 

このころはよく発達支援の先生や小児神経科の先生などに「自閉症ですか?」と聞いていた気がします。でも、誰もが「自閉症じゃない」と言いました。


今でもそうですが、そもそも自閉症スペクトラム)というものが、いったいどういうものかよくわからず聞いていたので、「自閉症じゃない」と言われても「そうなのかな~?」と思ってなんだかあまり腑に落ちず。。

 

 

4歳半に小児神経科の主治医が変わったのをきっかけに児童精神科の先生に一度診断してもらうといい、と紹介され、そこで「きっと自閉症スペクトラム、と診断される」と思っていました。


でも、児童精神科の先生からも「自閉症スペクトラムではない」、と言われました。

 

そこで初めて言われたのが「ADHDの疑い」。

ADHDという名前は知っていましたが、もっとジャンプをしたり高いところに登ってしまう多動をイメージしていたので、平地では走るけど、運動は嫌いな我が家の長男に当てはまるの?っという感じでした。(ちなみに運動嫌いは協調性発達障害の疑い、となりました。)

 

で、現在もうすぐ6歳。
入学に向けて受けた知的検査では標準。

でも実際に接しているととても想像する6歳の男の子、というやり取りはできず。
最近、これがADHDなのかな?と思うことがありました。

 

マルチタスクが苦手

いやいや、マルチタスクが苦手って仕事でしょ?っと思うと思いますが、6歳に当てはめると「話す」「聞く」「見る」「考える」「手や足を動かす(書く)」を同時にやるのが苦手です。


昔、「名前を呼んでも全く聞こえていない・・・」という状況は何かを「見ている」時に「聞く」ができなかったんだ、と最近感じました。

 

同じように自分が一生懸命話しているときに人の話を「聞く」のも苦手です。マルチタスクの切替には「肩を叩いて呼びかける」が一番効果的な気がしています。

 

シーンの一例として「見ながらまねるのが苦手」というのがあります。

歯磨き指導で歯科衛生士の方が大きな歯の模型をもって「同じように磨いてね。まずは前歯~(しゃかしゃか)」と言われ最初は同じように磨いていた長男ですが、だんだん歯ブラシを動かすことに集中し始め、まったく歯科衛生士さんを見なくなりました。

 

見ながら手を動かく、というのが苦手なんですね。

 

まず見本を見て→それから自分がやる→また見る、を繰り返したほうがうまくできるんだろうと思います。

 

きっとダンスも苦手だろう・・・。


将来的なところですが、「メモをとる」のも苦手だろうと思います。

「聞きながら」「記憶」させ「手を動かす」。

どうしたらうまくできるようになりますかね~?

 

空気が読めない

相手の気持ちを考える、ということはまだできません。

自分が楽しければ、きっとみんなも楽しい!というノリで遊ぶので、初めて会った子やすこし大人な女の子はまあまあひきます。

 

空気が読めない、というのは親として子供と接するのもイライラしてしんどい時があります。

 

こちらがどんなに怒っても「自分が楽しければ、きっとみんなも楽しい」という感じでやってくるし、やめてほしい「雰囲気」はまったく察知してくれません!

 

ただ経験で対応できることも増えました。

雰囲気は読めなくても「やめて」と言われたら、やめる、どこかが「痛い・・・」と言えば、「大丈夫?」という、などなど、『こういう時はこうする』、というセオリーがあるものを教えて身につけていっている感じです。あとは、「マルチタスク

 

。つまりイタズラが楽しくなっている時に「やめて」、が聞こえれば、きっと大丈夫。

 

空気が読めない・・・はうちの子の場合、言語取得にも壁になっていたような気がします。

 

普通だったら、小さいうちから聞き流しているうちに知らずに話せるようになりますよね?なんとなく、雰囲気で、取得していると思うのですが、うちの長男はその「なんとなく」が苦手なので言語取得、特に格助詞「○○が」や「○○を」や「する」「される」の使い方がなかなかできませんでした。

 

6歳近くなって、ベネッセのこどもちゃれんじのワークで「が」「は」、「する」「される」の使い方を学ぶページがあり、それでやっと理解できた感じがあります。

 

なんとなく理解するのは苦手なのですが、きちんと教えるとできそうです。

 

 

ADHD」今もなんとなくしかわかりませんが、我が家の長男がどのような状態なのか、やっと少しずつ整理し始めた気がします。


空気が読めないってホント罪、って思ってしまうのですが、きっと小学校、中学校、そして社会にでた時、そこでつまづくのではないかと心配です。


今後も課題が山積ですが、教えていくことで身に着けていける能力もありそうなので一緒に付き合っていきたいです。

 

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この記事を書いた人

◎profile

ともえ

 

春日井市在住。

ちょっと落ち着かないけれど、低緊張ぎみでダイナミックな動きはしない、今はグレーと言いたい年長男子の長男とフツーに見える次男の二人を育てています。長男の小学校入学に向けて現在進行形で悩み中!